大阪・関西万博(以下「大阪万博」)は、やはりテレビや雑誌、SNSなどでの宣伝効果も手伝って日に日に入場者数を伸ばしているようですね。
そうなるとこれから大阪万博に行ってみたいと思っている人にとって気になるのは「入場時の混雑」でしょう。
なんでも毎日の入場者数は、約12~15万人というのですから当然朝早くから行って大阪万博を楽しみたいという人は多いでしょう。でもこれから暑くなるのに日陰もない中で並ぶのはどう考えてもイヤですよね。
とくに中央線夢洲駅から直結している大阪万博の東ゲートは連日混雑しており、ここで朝から行く場合、長蛇の行列に並ぶのは必至で、1時間以上の待ち時間は覚悟しないといけません。
でもできることならこの東ゲートからの強烈な混雑地獄を回避していく方法があるのであれば知りたいと思うのが世の常ではないでしょうか?
そこで今回は大阪万博の東ゲートの混雑回避していく方法についてご紹介したいと思います。
大阪万博の東ゲートの混雑状況は?

大阪万博公式HPによれば、東ゲートの混雑状況は連日「平常通り」というアナウンスがされています。
ただし、週末や祝日は来場者が多く、朝の開門前や午前中は特に行列ができやすい傾向が続いています。
直近の混雑傾向
東ゲートは大阪メトロ夢洲駅から最も近く、全来場者の約7割が利用するため、午前中は長蛇の列ができやすいです。
6月上旬~中旬も、午前9時前後は満員・行列が発生し、入場まで1~2時間かかることもあります。
しかし公式発表によれば、午前11時以降は入場枠に余裕が出る日もあるため、混雑を避けるなら昼前後の来場が狙い目です。
今後の見通し
6月は梅雨入りとともに天候が不安定になるため、来場者数はやや落ち着く可能性がありますが、週末やイベント日は混雑が続く見込みです。
しかし7月からは夏休みに入るため、お子さんのいる家族や学生さんたちが多く入場されると思われ、この時期からは当分の間混雑が続くものと思われます。
このような状況でありますので、これから東ゲートを使って来場を予定されている方にはさらに大変かと思います。
大阪万博の東ゲートが圧倒的に混雑する理由
- 多くの人が利用される「中央線夢洲駅」と直結しているため
- 人気のパビリオンが東ゲートを入ってすぐの場所に集結しているため
- 万博にはゲートが2か所あることを知らない人も多いため
このように東ゲートが大阪万博の入り口として認識されているところがあるため、混雑するのは仕方ないように思われます。
ただこの混雑ぶりは日を追うごとに激しくなっているようなので、できるだけ東ゲートからの入場については対策を練ったうえで行かないといけないといえるでしょう。
東ゲートの混雑を回避する方法3選

では大阪万博の東ゲートの混雑をうまく回避して入場する方法としてはどのようなものがあるのでしょうか?
それには次のような方法をとることで回避できるといえます。
- 日時や時間帯で混雑する時間をさけて入場する
- 東ゲートはあきらめて西ゲートから入場する
- 新しく始まったサービスを活用する
日時や時間帯で混雑する時間をさけて入場する
土日や夏休みなどの大型連休期間は極力避ける
当然ながら、大阪万博に来られる場合、土日や夏休みなどの期間中に利用するときは混雑が予想されます。
なのでもし可能であれば、このような混雑することが予想される日時での来場は控えて、平日での来場をおススメします。
平日であれば東ゲートの混雑ぶりもいくぶんかはマシになっていると思います。しかも平日に来られる場合は「平日券」で入場できますので、普通に「1日券」を購入するよりお得だといえます。
入場予約を午前11時以降にする
東ゲートからの入場時間については、ここ最近はずっと「午前10時台」「午前11時台」は満員という感じが続いています。
そのため朝早くに予約したいと思っても、その時間に予約できないといった状況なので、ここはムリしないで時間を遅らせるようにしましょう。
ただ午前中の時間は満員でも、午後からは比較的空いている時間も多いので、午後からの時間で入れる時間に予約をしていきましょう。
さらに夕方からでもいいよという方は午後4時から入場できる「夕方券」を利用すればスムーズに来場できて、お金も安くできてお得だといえますので、こちらもぜひ検討してみてください。
公式情報をチェックして当日の入場口を変更する
大阪万博の公式サイトでは、当日の混雑状況を毎日お伝えしてしています。
そこで当日の混雑具合をチェックしたうえで、東ゲートをさけて西ゲートから行くという作戦もありかと思います。
でももし事前に入場予約を東ゲートでしていた場合はどうなるのでしょうか?しかし心配ご無用!
この点では入場予約をした際に利用した「EXPO2025デジタルチケットサイト」から入場口の変更も後から行うことができるのです。
入場ゲートの変更は、来場予定日の6ヶ月前から利用可能で、来場日の変更のときの回数制限(3回まで)とは違って何回でも変更できます。
そのため入場する日の混雑状況をあらかじめチェックしたうえで、その日に空いている方のゲートを決めてから入場するのも賢い方法かと思います。
東ゲートはあきらめて西ゲートから入場する
シャトルバスを利用して西ゲートから入場する
大阪万博会場に来場する際の交通手段として、地下鉄のほかにシャトルバスも用意されています。
大阪市内10か所からシャトルバスが発着しており、そのいずれも到着するのは西ゲートになります。
シャトルバスの方が地下鉄よりも価格が高いということもありますが、ただ西ゲートの方が混雑は少ないのでその分早めに入れるメリットがあるということも言えるかと思います。
このシャトルバスの利用方法については以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
パークアンドライドを利用して西ゲートから優先入場する
そして意外とおススメなのが、車とシャトルバスを使って来場するパークアンドライドです。
何がいいかというと、パークアンドライドの利用者に限って、予約した時間の1時間前から入場できる「優先レーン」を利用することができるからです。
この優先入場を利用される場合は、3つの条件をクリアする必要があります。
まず車を会場近くのパークアンドライド専用駐車場(舞洲、堺、尼崎のいずれか)に止めてそこからシャトルバスを使って行くことになります。
次に大切なのが、西ゲートの入場予約が「午前10時台」か「午前11時台」であることです。この予約時間でないと優先入場ができないのでここでも注意が必要です。
そして最後に、パークアンドライド用のシャトルバスのチケットを提示できるようにしておくこと。この3つの条件をクリアすれば、予約した時間の1時間前に入場できてしまうのですから待つ時間はほとんどかからないといえます。
これはパークアンドライドを利用するお客さんが少ないことからこのようなサービスを設けたということですので、こういうサービスはできるだけ有効に活用したいですね。
新しく始まったサービスを活用する
東ゲートに到着しても西ゲートに歩いて移動して入場する
6月16日から東ゲートの混雑緩和策として、東ゲートから西ゲートへの徒歩ルートが新設されます。これによって入場時の大幅な分散が図られます。
通行可能な時間帯は午前8時半~正午の間で、距離は約1.6キロ、移動時間は30分程度を見込んでいます。

ただし、今のところこの通路を利用できるのは「西ゲート入場のチケットを持つ来場者のみ」となっていますので、すでに東ゲートで予約した方は利用しようと思っても利用することができません。
なので、その場合は「EXPO2025デジタルチケットサイト」で自分の利用予約したゲートを変えることができますので、もし利用したいときは東ゲートから西ゲートの利用に変更することを忘れないようにしてください。
シャトルバスの新経路を利用する
15日からは、大阪メトロ・夢洲駅への利用集中を緩和する目的で、大阪・南港の「ATC(アジア太平洋トレードセンター)」と西ゲートを結ぶ新たなシャトルバスの運行が始まっています。(事前予約制・片道350円)
このシャトルバスをおススメできるのは「フェリー」を使って来られる方です。
ATCから発着している大阪-別府間を往復している「さんふらわあ」や、大阪南港から発着している大阪-門司港間を往復している「名門大洋フェリー」など、大阪南港を発着する船便を利用される方は、会場に直行できて混雑を避けられるのでおススメといえます。
まとめ
大阪万博に入場する際に大変なのは「東ゲートの混雑ぶり」です。
東ゲートは中央線夢洲駅と直結しているため、来場者のおよそ7割近くがこちらの東ゲートを利用します。そのため朝早くから行列ができて1,2時間待ちも当たり前といった状況です。
そこでこの東ゲートの入場待ちを回避する方法としては「混雑する日時や時間帯をずらす」「西ゲートを利用する」の2つの方法が有効といえます。
これから夏場に向かうにあたり長時間並ぶのも大変かと思いますので、これらの方法をうまく使って東ゲートの混雑から回避できるようにうまく対策していってほしいと思います。
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