テレ朝で話題!「台湾」を騙る詐欺サイトの実態とニュース内容まとめ

「久しぶりの台湾旅行、準備万端!」 そう思って出発したはずが、空港に着いてから、あるいは帰国してからクレジットカードの明細を見て青ざめる…。

そんなトラブルが今、急増しています。


先日、テレビ朝日(テレ朝)のニュース番組「グッド!モーニング」で報じられ、SNSでも大きな話題となった『台湾渡航手続きをめぐる詐欺サイト(代行サイト)被害』をご存知でしょうか?

台湾渡航手続きで詐欺被害相次ぐ 無料のはずがサイトに誘導され高額な手数料(テレ朝NEWS)

ネットで『台湾 入国』と検索して、一番上のサイトで手続きしただけなのに

そう語る被害者たちは、無料で済むはずの手続きに、数千円から1万円以上の高額な手数料を支払わされていました。

自分はネットに詳しいから大丈夫」と思っている人ほど、実は危険です。最近の詐欺サイトは、公式と見分けがつかないほど精巧に作られているからです。

この記事では、テレ朝で特集されたニュース内容を詳しく振り返りながら、詐欺サイト(悪質な代行業者)の手口、公式サイトとの確実な見分け方、そして万が一被害に遭ってしまった場合の対処法までを徹底的に解説します。

これから台湾へ行く予定のある方、あるいは「すでに手続きしちゃったけど大丈夫かな?」と不安な方は、この記事を読んで今すぐ確認してください。

目次

【ニュース概要】テレ朝が報じた「台湾渡航詐欺」とは?

まずは、テレビ朝日「グッド!モーニング」で報じられたニュースの内容を整理しましょう。問題となっているのは、台湾に入国する際に必要な「オンライン入国カード」や、滞在に必要な「ビザ(査証)」の申請サイトです。

無料のはずが「7,000円以上」の請求

通常、日本人が観光目的で台湾を訪れる際、90日以内であればビザは免除されています。しかし、入国審査をスムーズにするために推奨されているのが「オンライン入国カード(NIA)」の事前登録です。

重要なのは、このオンライン入国カードの登録は「完全に無料」であるということ。

しかし、ニュースのインタビューに答えた被害者の多くは、以下のような被害を訴えています。

  • スマホで検索して出てきたサイトで手続きしたら、手数料として7,000円も請求された
  • あとで明細を見たら、家族4人分で数万円になっていた
  • 公式サイトだと思い込んで疑いもしなかった

巧妙な「代行業者」の罠

報道によると、これらのサイトの運営実態の多くは海外にあり、あたかも台湾政府の公式窓口であるかのように振る舞っています。

しかし、サイトの隅々までよく読むと、非常に小さな文字で「我々は政府機関ではなく、民間代行業者です」「手数料がかかります」といった免責事項が書かれているケースがほとんどです。

これにより、業者は「詐欺ではなく、あくまで合意の上での代行サービスだ」と主張し、返金に応じないケースが後を絶ちません。ニュースでは、これを「旅行者を狙った悪質な隙間ビジネス」として警鐘を鳴らしています。

なぜ騙される?検索連動型広告(リスティング広告)の闇

「なぜ、そんな怪しいサイトを多くの人が利用してしまうのか?」 その最大の理由は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの仕組みを逆手に取った「検索連動型広告(リスティング広告)」にあります。

「一番上=公式サイト」という思い込み

私たちが何かを検索した際、検索結果の最上部には「スポンサー」や「広告」と書かれたリンクが表示されます。

悪質な業者は、ここに自分たちのサイトが表示されるよう広告費を払っています。例えば以下のようなキーワードで検索すると、公式サイトよりも上に、代行業者のサイトが表示されることがあるのです

  • 台湾 入国カード
  • 台湾 ビザ 申請
  • 台湾 オンライン申請

多くのユーザー、特にスマホで急いで調べている人は、「一番上に表示されているから、これが一番正しいサイト(公式サイト)だろう」と無意識にクリックしてしまいます。これが被害の入り口です

視覚的なトリック(ダークパターン)

サイトをクリックした後も、巧妙な罠が仕掛けられています。これをウェブデザインの用語で「ダークパターン(ユーザーを騙すデザイン)」と呼びます。

  • 台湾の国旗や公的なシンボルマークを使用: 一見して政府機関のように見せかけます。
  • 「公式」「申請センター」等の名称: 嘘ではないが誤認させる名前を使います。
  • カウントダウンタイマー: 「あと10分でセッションが切れます」などと焦らせ、注意事項を読ませないようにします。
  • 金額表示を最後の最後まで隠す: クレジットカード情報を入力し、確定ボタンを押す直前(あるいは押した後)まで、正確な請求額を表示しないサイトもあります。

このような騙しのトリックは、少し考えればわかるものですが、ネットにうとい人や高齢者などはそのまま鵜吞みにしてしまう傾向があるため、結果詐欺サイトの罠にはまってしまうのです。

「公式サイト」と「詐欺サイト」の決定的な見分け方

では、どうすればこれらのサイトを見分けられるのでしょうか? テレ朝のニュースでも触れられていたポイントに加え、より専門的な視点で「3つのチェックポイント」を紹介します。

① URL(ウェブサイトのアドレス)を確認する

これが最も確実な方法です。 各国の政府機関のウェブサイトには、特定のドメイン(末尾の文字)が使われます。

  • 【正】台湾政府の公式サイト:「gov.tw」が含まれている。
  • 【偽】注意すべきサイト:「.com」「.org」「.net」 などが使われている。
    • 例:taiwan-visa-online.org/entry-taiwan.com(偽サイト)

「gov(ガバメント)」が入っていなければ、それは民間企業です。 どんなにデザインが公式っぽくても、URLが 「.com」などであれば、その時点で「代行業者かもしれない」と警戒してください。

② 検索結果の「スポンサー」「広告」の文字を見る

GoogleやYahoo!の検索結果画面で、タイトルの左上や下に「スポンサー」「広告」「Ad」という小さな文字が入っていませんか?

これが入っているリンクは、お金を払ってそこに表示させている商用サイトです。 政府機関が、入国手続きのために広告費を払って宣伝することは、通常ありえません

対策としては、検索結果のトップにある「スポンサー」枠は無視し、少しスクロールして「自然検索(広告枠ではない部分)」の1位をクリックするようにしましょう

③ サイト内の「免責事項」を探す

悪質なサイトほど、法的な逃げ道を作るために、ページの最下部(フッター)などに小さな文字で以下のような記述をしています

当サイトは政府機関とは無関係の民間代行業者です」 「申請手数料に加え、代行手数料〇〇ドルを申し受けます

申し込みボタンを押す前に、必ずページの最下部までスクロールし、小さな文字がないか確認する癖をつけましょう。

4. もし被害に遭ってしまったら?返金は可能?

「記事を読んで青ざめた…すでにカード決済してしまった」 もし、あなたが今まさにそのような状況なら、焦らず以下の手順で行動してください。返金される保証はありませんが、諦めずに対処する価値はあります。

ステップ1:すぐにキャンセルの連絡を入れる

申し込み直後であれば、サイトのお問い合わせフォームやメールアドレス宛に「キャンセルと返金(Cancel and Refund)」を求めるメールを送りましょう。

英文メール例: Subject: Cancellation Request I would like to cancel my application and request a full refund immediately. I realized this is not the official government website. I have not received the service yet. Reference No: [注文番号]

悪質な業者であっても、トラブル(クレジットカード会社への通報など)を避けるために、すんなり返金に応じるケースも稀にあります。

ステップ2:クレジットカード会社に相談する(チャージバック)

業者が返金に応じない、または連絡がつかない場合、利用したクレジットカード会社のカスタマーサポートに電話をします。

  • 「公式サイトと誤認させるようなサイトで、意図しない高額請求を受けた」
  • 「詐欺的な商法である可能性が高い」

という旨を伝え、「チャージバック(支払い異議申し立て)」が可能かどうか相談してください。

※ただし、サイト上に「代行業者である」との記載があった場合、「契約は成立している」と見なされ、カード会社の補償対象外となることもあります。しかし、相談する価値は十分にあります。

ステップ3:消費者ホットライン「188」へ

日本国内に拠点がある業者の場合や、対処法に迷った場合は、消費者庁の「消費者ホットライン(局番なしの188)」へ電話してください。専門の相談員が、類似の事例に基づいたアドバイスをくれます。

5. 正しい「台湾オンライン入国カード」の申請方法

では最後に、絶対に騙されないための「正規ルート」を紹介します。台湾旅行に行く際は、必ず以下の公式サイトから手続きを行ってください。

台湾内政部移民署(NIA)公式サイト

これが唯一の公式サイトです。

申請のポイント

公式サイトは日本語に対応していませんが、英語表記でも入力項目はシンプルです。

  1. Name(氏名): パスポート通りに入力
  2. Date of Birth(生年月日): 選択
  3. Passport No(パスポート番号): 間違えないよう注意
  4. Flight No(フライト便名): 往復の便名
  5. Purpose of Visit(渡航目的): Sightseeing(観光)を選択
  6. Hotel Name(宿泊先): ホテル名を入力

これらを入力し、最後に「Confirm(確認)」を押して「Success」と出れば完了です。クレジットカード情報の入力画面が出ることは絶対にありません「クレカ番号を入れて」と言われたら、それは詐欺です。

よくある質問(FAQ)

Q. 間違って代行サイトで申請してしまいました。入国はできますか?

A. 多くの場合、高額な手数料を取られますが、入国カードの申請自体は代行されているケースが多いです。そのため、入国自体は問題なくできることがほとんどです。

ただし、個人情報がどのように扱われているか不明なため、心配な場合は現地空港の入国審査カウンターで「手続きができているか」確認することをおすすめします。紙のカードを書くよう言われる場合もあります。

Q. 台湾到着後に空港で紙のカードを書いてもいいですか?

A. はい、可能です。オンライン申請はあくまで「審査をスムーズにするための事前手続き」であり、必須ではありません。機内や空港のカウンターに置いてある「紙の入国カード」に手書きで記入して提出すれば、問題なく入国できます。スマホの操作が不安な方は、無理せず紙での記入をおすすめします。

6. まとめ:台湾旅行を最高のものにするために

台湾は親日家が多く、食事も美味しく、日本人にとって最高の旅行先の一つです。 しかし、そんな旅行者のワクワクした気持ちにつけ込む悪質なビジネスが存在するのも事実です。

今回のテレ朝のニュースは、私たちに重要な教訓を与えてくれました。

  1. 検索結果の「一番上」を盲信しない(広告枠を疑う)
  2. URLに「gov」が入っているか必ず確認する
  3. 「無料のはずの手続き」でお金を請求されたら一度手を止める

この3つを頭に入れておけば、台湾に限らず、アメリカのESTAや他国のビザ申請でも、同様の詐欺被害を防ぐことができます。

もし、あなたの周りにこれから台湾へ行く友人や家族がいたら、「検索の一番上に出てくるサイトは気をつけて!」「公式サイトは無料だよ」と一言教えてあげてください。その一言が、楽しい旅行を守ることにつながります。

正しい知識で自衛して、安心・安全な台湾旅行を楽しんできてくださいね!

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