皆さんの周りで50代の独身男子でお金をたくさん持っている人はどのくらいいますでしょうか?
もちろん細かい資産まではわからないにしても「この人お金持ってそうだな」と思える人は多いかと思います。
たしかに50代にもなると会社でもある程度の地位に昇進していると思えるので当然収入も多いと予想できます。
ですが意外とそのような人でもお金を持ってない場合が結構多いのです。これはどういうことでしょうか?
50代男性でもお金のない3つの理由とは

50代独身男性がお金のない理由について結論からお話しすると次の3つが考えられます。
- 親からの影響が大きい
- 学校でお金の教育を受けていない
- 自分に限っては大丈夫だという根拠のない自信
これらのうちにひとつでも当てはまるものがあれば自分がなぜ今「お金がない」のかが分かり今後自分がやるべきことが分かってきます。
あとはそこからお金を貯めることを勉強して行動に移すだけで人生に明るい道が開けてきます!

お金がないのはお金の貯め方を知らないから。それが分かれば後は行動するのみですね!
50歳独身男性の貯蓄額はどのくらいある?


50代男性でも意外とお金を持っていないというのは本当なのでしょうか?
ここでいうお金というのは「資産」のことです。一般的には現金以外に不動産や株式、債券、ゴールドあたりが資産と呼ばれていますね。
まずは今の50代の資産状況をデータから見ていきます。


具体的に50代独身男性の場合、平均貯蓄額は2,288万円となっています。
ただし、この数値は平均値であり、お金持ちがこの中に入ると平均値が大きく跳ね上がる傾向があります。
なのでこの場合は中央値で見ていく必要があります。中央値とは集計人数を上から順番に並べていったときにそのちょうど真ん中に当たる額のことを言います。
この中央値を見ると555万円となっておりこちらが現実的かと思います。ただ実際の資産状況は個人によって大きく異なりますので、あくまで参考としてみてください。
一方で50代の約3割は「貯蓄がない」という調査結果もあります。
このように50代男性の貯蓄額は貯蓄がある人とない人に二極化していることがわかります。でもどうしてこのような現象が起こるのでしょうか?



50代独身男性でも3割の人がお金を持っていないとはびっくりですね
50代独身男性がお金を持っていない理由とは?
このようにお金いわゆる資産をもっている50代独身男性は意外と多いです。
ある程度の地位や収入もあるのにお金のない人が多いのにはわけがあります。
もちろん性格的に「宵越しの金は持たない」的な方も中に入るかと思いますが、それでも普通の生活をしていて50代男性の約3割の方がお金がないというのは多すぎる気がします。これはどうしてでしょうか?
それにはやはりこれまでのお金に対する親や社会、マスコミ、政府といった周りの考え方が影響しているように思います。
お金を貯められないのではなくお金に対して間違った教育を受けて育ってきたから今もお金に苦しんでいるということが言えると思います。
具体的にどういうことか解説していきたいと思います。



貯金のない50代男性はこれから普通に生きていてもしんどくなります
50代独身男性のお金がない人が多い理由3選
50代独身男性がお金のない理由として次のようなことが言えるかと思います。
親からの影響が大きい
まず一番は家庭でのお金の教育が大きいと思います。
資産家の多くはお金の教育を受けて育っています。そのため世代を超えて資産を受け継いでいるのでずっとその一族はお金持ちでいられます。
しかし多くの方は一般的な家庭で育ってきています。当然ながらお金の教育も受けてきていません。
実際にお金のことについて親から教育を受けてきた方はどれだけいるでしょうか?せいぜい「無駄遣いをやめなさい」「ちゃんと貯金しなさい」くらいなもんでしょうか。
多くの方は親からの教育を真に受けて今も社会で暮らしていますが、それで今までどのくらい貯金ができたでしょうか?
親がお金持ちでないのならそのことはやはり認識しておくべきだと思います。
学校でお金の教育を受けていない
家と同じように学校でもお金についての教育いわゆる「金融教育」を受けないまま大人になった50代の人は多いと思います。
今は金融教育を取り入れている学校も多いと聞きますが、我々50代には多くの人はまったく受けてこなかったと思います。
そのため大人になるといろんな魔の手が襲い掛かってきて、無駄なモノを多く買ったり、家や車などを大金をはたいて購入しローンで今も苦しんだりしている人も多いかと思います。
こうしたことは金融教育を学校教育で取り入れてこなかったことも原因の一つと考えていいでしょう。
自分に限っては大丈夫だという根拠のない自信
お金を今も持っていない人がよく言うのが「オレは退職金があるから大丈夫!」「まだ年金はもらえそうだから老後も生きていけるだろう」という根拠のない自信の言葉です。
それはあなたの親がそうやって生きてこれたからそれを見てそう思ったのでしょう。そこで自分も貯金もろくにしないまま50代まで過ごしてきた方も多いと思います。
ただ時代は変わりました。今の世の中は少子高齢化となりそれに伴い社会構造も大きく変わりました。
具体的に言うと「退職金はこの先もらえないかもしれない」「年金ももらえたとしてもかなり減額されている」といったものです。まさに日本は今「泥舟を漕いでいる」状況にあるといってもいいと思います。
今の日本がどんな状況なのかしっかり把握することが大事
しかしこんなことを言っても「そんなことはないだろう」と反発する方もいるかと思います。でも日本の社会がだんだん先細りしている状況で景気も上がらないのであれば将来そうなるのは目に見えています。
事実ニュースなどでもこうしたことは連日報じられていますし、統計データを見ても日本の退職金の平均額や年金額は年々減少しています。
そうした状況に目をつむって「自分に限っては大丈夫」とはまずなりません。社会がこんな状況なのに自分だけは何とかなると考えるのはどう考えても筋違いでしょう。
なのでまずは今の社会の状況がどうなっているのかをはっきり認識し、それらに対してどのように自分は対策していくのかを考える必要があります。



今の社会の変化を読んで対策していくことがこれからを生き抜く鍵となります。
じゃあこれから貯金のない人はどうすればいいのか
そうなると今50代で貯金のない生活を送っている人は厳しい老後生活が待っているといってもいいかと思います。
仮に生活を切り詰めれば退職金と少ない年金で何とか生活することは可能かもしれません。ですが旅行などのぜいたくをしたり親族へのお小遣いやプレゼントといったことは難しくなります。
そうなるととても裕福な老後生活からは遠ざかったものになります。
それも受け入れるのであればいいですが多くの人にとってもっと大事なことは「自分の介護や病気の治療を受けるときにはお金はどうしてもかかる」という現実です。
病気や介護で老後はお金がもっとかかるという現実
いくら保険が適用されるとはいえ病気や介護には必要以上にお金がかかります。
これから人生の終盤を送っていくうえでこうした現実と向き合わなければなりません。健康なまま生涯を終えるのが一番でしょうがそんなことはその時になってみないとわかりません。なので将来の備えのためにも貯金は不可欠だといえます。
今からでも遅くはありません。貯金が今ないという人は今からでも貯めることでまだなんとかなります。
具体的には「家計の見直し」「住宅ローンの繰り上げ返済」「新NISAやIDECOで投資をはじめる」といったことです。自分の人生だから自分でなんとかするという気持ちで蓄財することが大切です。



何か不測の出来事があった場合にもお金があればだいたいのことは解決しますのでお金はあるに越したことはないですね!
まとめ
50代独身男性の約3割がお金をはじめとする資産を持っていないことがわかりました。
これについては
- 親からの影響が大きい
- 学校でお金の教育を受けていない
- 自分に限っては大丈夫だという根拠のない自信
といったものがお金を持っていない理由として挙げられます。
しかし時代が大きく変化している今の時代、お金を持っていないまま老後に突入することは大きなリスクといえます。
自分の今の貯蓄ができていないと思うのであればまずは今からでも行動すべきだと思います。
もちろん人によって必要な金額は変わると思いますが、何より準備をしていくことが大事です。
近い将来老後でお金のことで苦しまないようにするためにも今からお金のことをしっかり勉強して対策していきましょう!
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