九州旅行でレンタカーは本当に必要?車なしの場合と移動手段を徹底比較!

温泉にグルメ、雄大な自然と見どころ満載の九州

次の連休や長期休暇を使って、九州旅行を計画している方も多いのではないでしょうか?

そこで最初に行き当たるのが「移動手段の悩みです。 「やっぱりレンタカーがないと不便かな?」「慣れない道での運転は疲れるから、必要ないなら電車やバスで回りたい」……そんな風に迷っていませんか?

実は、九州はエリアによって「車が必須の場所」と「車なしの方が快適な場所」がはっきり分かれています。

これを知らずに手配してしまうと、都会の渋滞で時間をロスしたり、逆に山間部でバスが来なくて絶景スポットに行けなかったりと、旅の満足度が大きく下がってしまうこともあります。

この記事では、九州の交通事情をもとに、レンタカー利用と車なし(公共交通機関)のメリット・デメリットを徹底比較します。

あなたの行きたいエリアや旅のスタイルに合わせて、最適な移動手段を選べるようになりますよ!

目次

【結論】九州旅行にレンタカーは必要?行き先で決まる「要・不要」の境界線

結論から言うと、九州旅行でレンタカーが必要かどうかは「どのエリアを、どう巡るか」で完全に決まります。九州を一括りにして「車社会だから絶対必要と考えるのは早計です

まずは、ざっくりとした判断基準(境界線)を見てみましょう。

福岡市内・長崎市内なら「車なし」が正解

もしあなたの旅のメインが福岡市(博多・天神)や長崎市であれば、レンタカーは「不要」どころか「お荷物」になる可能性が高いです。

  • (理由1)渋滞が激しい:特に福岡市の天神・博多エリア、長崎市の中心部は慢性的に混雑しています
  • (理由2)駐車場が高い・見つからない:ホテルの駐車場が1泊1,500円〜2,000円以上することも珍しくありません。
  • (理由3)公共交通機関が優秀:福岡は地下鉄と西鉄バス、長崎は路面電車が縦横無尽に走っており、主要観光地へ安くスムーズにアクセスできます

レンタカーでなくても福岡市内を回るのであれば、タイムズカーシェアのステーションがたくさんありますので、それを使うのも手です。またある程度人数がいれば、タクシーを使った方が割安になる場合もあります。

阿蘇・高千穂・黒川温泉なら「レンタカー」がほぼ必須

一方で、熊本県の阿蘇エリア宮崎県の高千穂峡熊本・大分県境の黒川温泉などを目指すなら、レンタカーは「必要不可欠」と言っても過言ではありません。

  • (理由1)本数が少ない:主要なスポットへ行くバスはありますが、1時間に1本、あるいは1日数本というケースもザラです。
  • (理由2)スポットが点在している:例えば阿蘇の場合、「大観峰」で絶景を見て、「草千里」で乗馬をして、「白川水源」で水を汲む……といった周遊をする場合、車がないと物理的に不可能です
  • (理由3)道の駅や隠れ家スポットが魅力:九州の山間部は「道の駅」のレベルが非常に高いです。車があれば、ふと見つけたお店に立ち寄るという旅の醍醐味を味わえます。

このエリアは、観光地が離れて点在しているため、一日で効率よく回りたい時はどうしても車がないと難しいのが実情です。とくに熊本から宮崎・鹿児島といった具合に一日かけて動くときは、時間スケジュールをしっかりしておかないとレンタカーの返却時間に間に合わないといったことも注意すべきでしょう。

別府・由布院は「どちらでもOK」だが目的による

判断が分かれるのが、大分県の別府・由布院エリアです。

  • 「温泉宿でお籠り」なら車なし:駅やバスセンターから送迎がある宿に泊まり、湯の坪街道(由布院)を散策するだけなら車は不要です。
  • 「地獄めぐり」や「郊外カフェ」ならレンタカー:別府の地獄めぐりは坂道が多く、点在しています。また、由布院の少し離れた絶景カフェや美術館に行くなら車が便利です。

このエリアは、車があれば便利だがなくてもいけるという感じです。別府・湯布院間は電車やバスで移動可能ですし、一日タクシーをチャーターして動くようにしても別府と由布院の両方を十分楽しめると思います。

【徹底比較】レンタカー派 vs 公共交通機関派(車なし)

エリアの傾向がわかったところで、次は「移動手段そのもの」のメリット・デメリットを比較してみましょう。コストや疲労度など、具体的な旅のシーンを想像してみてください。

レンタカー利用のメリット・デメリット

【メリット】

  • 時間を自由に使える:「朝早く出て雲海を見たい」「夕日が沈むまで海辺にいたい」といったわがままなスケジュールも自由自在。電車の時間を気にして食事を急ぐ必要もありません。
  • 荷物からの解放:お土産を買いすぎても、着替えが多くても、トランクに放り込んでおけばOK。特に冬場や雨天時、子連れ旅行では最大のメリットになります。
  • 「点」ではなく「線」の観光ができる:目的地(点)だけでなく、移動中の海岸線や山道のドライブ(線)そのものがアクティビティになります。九州はやまなみハイウェイなど、ドライブコース自体が観光名所です。

【デメリット】

  • コストがかさむ(乗り捨て料金に注意):レンタカー代、ガソリン代、高速料金、駐車料金がかかります。特に九州は広いので、例えば「福岡で借りて鹿児島で返す」ような乗り捨て(ワンウェイ)利用をすると、追加料金だけで数万円かかる場合があります。
  • 運転手の負担(お酒が飲めない):運転手は移動中休めませんし、ランチで地ビールを飲むこともできません。グループ旅行の場合、不公平感が出ないような配慮が必要です。
  • 渋滞などで時間が読めない:特に都市部では渋滞が頻繁にありますので、時間通りに目的地に到着しないことはよくあります。

公共交通機関(電車・バス)のメリット・デメリット

【メリット】

  • 移動中も全員で楽しめる:全員でお酒を飲んだり、駅弁を食べたり、寝たりと自由です。
  • 観光列車(D&S列車)が豊富:九州はJR九州のデザイン性に優れた観光列車(ゆふいんの森、指宿のたまて箱、A列車で行こうなど)が大人気。移動自体がエンターテインメントになります。
  • 予算を固定しやすい:JR九州の「ぐるっと九州きっぷ」や高速バス乗り放題の「SUNQパス」を使えば、交通費をお得に、かつ明確に予算化できます。

【デメリット】

  • 待ち時間が発生する:乗り継ぎが悪いと、何もない駅で1時間待ち……ということも。時間のロスは避けられません。
  • 荷物を持っての移動:コインロッカーを探す手間や、スーツケースを持っての石畳・坂道の移動は体力を消耗します。

【比較表】九州旅行の移動手段まとめ

項目レンタカー公共交通機関(車なし)
自由度◎ 非常に高い△ 時間・路線に縛られる
コスト△ 人数による(少人数だと割高)◯ パス利用で安くなる場合も
移動範囲◎ 秘境・絶景スポットもOK△ 主要観光地・駅周辺に限られる
お酒× 運転手はNG◎ 全員OK
疲労度△ 運転手は疲れる◯ 座っていれば着く
適したエリア阿蘇、霧島、高千穂、半島めぐり博多、天神、長崎、門司港

エリア別・移動手段のおすすめ判定リスト

ここでは九州の主要観光地ごとに、「レンタカー推奨度」を判定しました。旅のプランニングにお役立てください。

【福岡県】博多・天神・太宰府

レンタカー推奨度:★☆☆☆☆(ほぼ不要)

  • 解説: 地下鉄、西鉄電車、バスの網羅性が最強です。太宰府天満宮へも西鉄電車で「旅人(たびと)」などの観光列車に乗るのが風情があってお勧め。車だと駐車場の空き待ちで時間を浪費します。

【福岡県】糸島(いとしま)

レンタカー推奨度:★★★★★(必須)

  • 解説: 博多から車で40分ほどのおしゃれなビーチエリア。海沿いのカフェや映えスポットは車がないと回れません。博多駅で車を借りて日帰りドライブがベスト。

【大分県】別府・由布院

レンタカー推奨度:★★★☆☆(ケースバイケース)

  • 解説:
    • 車なし: 特急「ゆふいんの森」や高速バスでアクセスし、駅周辺の散策や宿での滞在を楽しむスタイル。
    • レンタカー: 別府から由布院へ抜ける”九州横断道路”(狭霧台など)の絶景を楽しみたい、あるいは中心地から離れたところにある温泉宿や「九重“夢”大吊橋」まで足を伸ばしたいなら必須。
出典:大分県由布市HP

【熊本県・宮崎県】阿蘇・高千穂峡

レンタカー推奨度:★★★★★(絶対必要)

  • 解説: 九州旅行のハイライトとも言えるこのエリアは、車があってこそ輝きます。広大なカルデラの中を走る爽快感は格別。高千穂峡のボートも、早朝に車で行かないと数時間待ちになることがあります。

【長崎県】市内観光・ハウステンボス

レンタカー推奨度:★★☆☆☆(あまり不要)

  • 解説: 長崎市内は坂道と一方通行が多く、路面電車が便利です。ハウステンボスもJRの駅が直結しています。ただし、長崎市内から少し離れた「島原半島(雲仙温泉)」や「西海橋」方面に行くなら車が必要です。

【鹿児島県】霧島温泉・桜島・指宿

レンタカー推奨度:★★★★☆(あると便利)

  • 解説: 鹿児島県は広いです。
    • 霧島温泉: 山間部なので車推奨。
    • 桜島: フェリーに車ごと乗って上陸し、島内を一周するのが最高に楽しいです。
    • 指宿: 「指宿のたまて箱」という列車も魅力ですが、開聞岳や池田湖、長崎鼻などを効率よく回るなら車がベター。

いいとこ取り!「電車+駅レンタカー」という賢い選択肢

出典:JR駅レンタカーHP

ここまで読んで「都市部も行きたいけど、阿蘇の大自然も捨てがたい……」と悩んでしまった方へ。

0か100かで選ぶ必要はありません。「公共交通機関」と「レンタカー」を組み合わせる方法が、実は九州旅行の最適解であることが多いのです。

主要駅までは新幹線・特急、そこからカーシェアやレンタカー

九州は新幹線(博多〜鹿児島中央、博多〜長崎)や特急列車、高速バスが発達しています。長距離移動は快適な列車や高速バスで行い、観光拠点となる駅(熊本駅、大分駅、鹿児島中央駅など)でレンタカーを借りるスタイルです。

【おすすめのモデルコース例】

  1. 福岡空港着 → 地下鉄で博多駅へ(博多グルメを満喫)
  2. 博多駅 → 九州新幹線で熊本駅へ移動(約40分)
  3. 熊本駅でレンタカーを借りる
  4. 阿蘇・黒川温泉をドライブ観光(1泊)
  5. 熊本駅でレンタカーを返却
  6. 新幹線で博多に戻る or 鹿児島へ南下

これなら、博多市内の渋滞にはまることもなく、高速道路の長距離運転で疲れることもありません。おいしいとこ取りのプランです。

九州の観光列車も楽しみたい人におすすめ

JR九州を利用する場合、「駅レンタカー」を利用すると、特急券や乗車券が割引になるプラン(レール&レンタカーきっぷ)が使えることがあります。

また、WEB予約限定の格安レンタカーや、駅近くのカーシェア(タイムズカーシェアなど)を利用すれば、3時間〜6時間といった短時間の利用も可能です。「ここだけは車で回りたい!」というピンポイントな利用に最適です。

まとめ:旅の目的と同行者に合わせて移動手段を選ぼう

九州旅行にレンタカーは必要か?

その答えは、「都市観光なら不要、自然観光なら必要」です。

最後に、選び方のポイントを整理します。

  • 運転が好き・荷物が多い・時間を気にしたくない人全行程レンタカーがおすすめ。ただし博多・長崎の市内運転は避けるのが無難。
  • 運転が不安・お酒を楽しみたい・コストを抑えたい人公共交通機関(高速バス・電車)がおすすめ。お得なフリーパスを活用しましょう。
  • 都市も自然も両方楽しみたい欲張り派「新幹線+現地でレンタカー」のハイブリッドが最強。効率よく、疲れずに九州を満喫できます。

九州はどの県も個性が強く、何度訪れても新しい発見がある素晴らしい場所です。

ぜひ、ご自身の旅のスタイルに合った移動手段を選んで、快適で思い出に残る九州旅行を楽しんでくださいね!

この記事が、あなたの九州旅行計画のヒントになれば幸いです。

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