美味しいグルメに絶景、そして極上の温泉。次の休みは魅力あふれる九州へ行こう!と計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
しかし、そこで最初にぶつかる壁が「九州旅行の回り方」です。
「九州は広いからレンタカーがないと不便?」
「でも、慣れない土地での運転は不安だし、地元の美味しいお酒も楽しみたい…」
「車なしでも効率よく回れるルートはあるの?」
こんなふうに、移動手段で迷ってしまうことは珍しくありません。東京や大阪のような感覚でいると、「電車が1時間に1本しかない!」「目的地までバスで3時間かかる!」といった事態に陥ることも。
実は、九州は「行きたい場所」によって、ベストな移動手段がまったく異なるエリアなのです。
そこで今回は、九州旅行における「レンタカー派」「車なし(公共交通機関)派」それぞれのメリット・デメリットを徹底比較。さらに、それぞれの交通手段を活かした最高のおすすめモデルルートをご紹介します。
あなたの旅のスタイルにぴったりの「回り方」を見つけて、最高の九州旅行を計画しましょう!
九州旅行は「車あり」か「車なし」か?失敗しない選び方

まず結論から言うと、九州旅行の移動手段は「目的地がどこか(都市部か、自然の中か)」で決まります。
九州は7つの県からなり、面積も広大です。福岡(博多)のような大都会もあれば、阿蘇や高千穂のような雄大な自然スポットもあります。それぞれの特性に合わせて手段を選ぶのが、失敗しないコツです。
レンタカーがおすすめな人・エリア
もしあなたの行きたいリストに以下の場所が入っているなら、迷わず「レンタカー」をおすすめします。
- 阿蘇(熊本県): 草千里や大観峰などの絶景スポットは駅から遠く、車がないと移動が非常に困難です。
- 黒川温泉(熊本県): 秘湯の雰囲気が魅力ですが、アクセスは車かバスに限られます。
- 高千穂峡(宮崎県): パワースポットとして有名ですが、電車が通っていないため車が圧倒的に便利です。
- 糸島(福岡県): 海沿いのカフェや写真スポットが点在しており、ドライブに最適です。
【こんな人におすすめ】
- 荷物の量を気にしたくない人
- 出発時間や寄り道を自由に決めたい人
- 小さなお子様連れのファミリー
- 「やまなみハイウェイ」などの絶景ドライブを楽しみたい人
公共交通機関(車なし)がおすすめな人・エリア
一方で、以下のようなプランなら「車なし(電車・バス)」の方が快適で、コスパも良くなるケースが多いです。
- 福岡市・博多周辺: 地下鉄やバスが網羅されており、車はむしろ駐車場探しや渋滞でストレスになります。
- 長崎市内: 路面電車が走っており、坂道も多いため、車よりも公共交通機関での観光が適しています。
- 由布院(大分県): 駅からメインストリート(湯の坪街道)が近く、徒歩で散策できます。
- 別府(大分県): 観光バスや路線バスが充実しています。
【こんな人におすすめ】
- ペーパードライバーで運転に不安がある人
- 旅行中、昼からお酒を楽しみたい人
- 観光列車(D&S列車)に乗ること自体を楽しみたい人
- 移動中は寝たり、景色を眺めてゆっくりしたい人
比較表で見る!移動時間と費用の目安
それぞれの特徴をざっくり比較してみました。
| 項目 | レンタカー | 公共交通機関(電車・バス) |
| 自由度 | ◎(いつでもどこでも行ける) | △(時刻表・路線に縛られる) |
| 費用 | △ レンタカー代+高速代+ガソリン代 (人数が多いほど割安) | ○ 運賃のみ (早割やパスで安くなる可能性あり) |
| お酒 | ×(運転手は厳禁) | ◎(移動中も駅弁と共に楽しめる) |
| 荷物 | ◎(トランクに入れっぱなしでOK) | △(ロッカー探しや持ち運びが必要) |
| 疲労度 | △(運転疲れ・渋滞リスクあり) | ◎(座っていれば時間通り着く) |
もちろんどちらもメリット・デメリットがありますが、それぞれの目的や予算、ルートの難易度を考慮して決めるのがよさそうです。
【レンタカー派】自由度No.1!絶景と秘湯を巡る「九州横断」周遊ルート

ここからは、レンタカーを使うからこそ楽しめる、九州の雄大な自然を駆け抜ける2泊3日の王道モデルコースをご紹介します。
このルートのハイライトは、日本一のドライブコースとも言われる「やまなみハイウェイ」です。
ルート概要:福岡IN 〜 熊本OUT の「乗り捨て」利用
効率よく回るための最大のポイントは、レンタカーを「乗り捨て(ワンウェイ)」することです。借りた店舗と違う店舗に返却するシステムを利用し、元の場所に戻る時間を節約します。
- 1日目: 福岡空港 → 太宰府天満宮 → 由布院(宿泊)
- 2日目: 由布院 → やまなみハイウェイ → 黒川温泉(宿泊)
- 3日目: 黒川温泉 → 大観峰(阿蘇) → 高千穂峡 → 熊本空港
🗺️ Googleマップで「レンタカーおすすめルート」を開く
この回り方のポイントと立ち寄りスポット

1. 憧れの「由布院」で食べ歩きと温泉
福岡空港で車を借りたら、まずは高速道路で大分県の由布院へ。由布岳の麓に広がる温泉街は、おしゃれな雑貨店やカフェが並びます。金鱗湖の朝霧を見るなら、ぜひ由布院で一泊しましょう。
2. 絶景ドライブ「やまなみハイウェイ」
2日目は、由布院から阿蘇方面へ抜ける県道11号線、通称「やまなみハイウェイ」を走ります。くじゅう連山の山並みを背景に走るこの道は、まさに爽快の一言。途中、「長者原(ちょうじゃばる)」で車を止めて記念撮影するのが鉄板です。
3. 秘境「高千穂峡」でボート体験
最終日は少し足を伸ばして宮崎県の高千穂へ。阿蘇エリアからは車で1時間半ほどです。真名井の滝をボートから見上げる体験は、一生の思い出になるはず。その後、熊本空港へ向かい車を返却して帰路につきます。
九州の運転で気をつけるべき注意点
- 山道の運転: 阿蘇や黒川周辺はカーブが多い山道です。霧が出ることも多いので、無理のないスピードで走行しましょう。
- 給油のタイミング: 山間部に入るとガソリンスタンドが極端に少なくなります。「半分減ったら給油」を心がけてください。
- 鹿や動物に注意: 特に夜間の山道では、野生動物が飛び出してくることがあります。
【車なし派】観光列車とバスで快適!人気都市と温泉を巡る「王道」ルート

車がなくても、九州旅行は十分に楽しめます。むしろ、JR九州が誇る「デザイン観光列車」に乗れるのは、公共交通機関派だけの特権です。
ここでは、博多・由布院・別府という九州観光のゴールデントライアングルを巡る2泊3日コースをご紹介します。
ルート概要:特急とバスを賢く使い分け
- 1日目: 博多駅(グルメ満喫)→ 特急「ゆふいんの森」 → 由布院(宿泊)
- 2日目: 由布院 → 観光路線バス「ゆふりん」 → 別府地獄めぐり → 別府温泉(宿泊)
- 3日目: 別府 → 特急「ソニック」 → 博多駅(お土産購入) → 福岡空港
九州ならでは!移動自体を楽しむ「観光列車」の魅力

憧れの列車「特急 ゆふいんの森」
博多から由布院への移動は、単なる移動ではありません。緑色のクラシカルな車体が美しい「特急 ゆふいんの森」は、床が高く作られたハイデッカー車両で眺望が抜群。
車内ではオリジナルのお弁当や地ビール、スイーツが販売されており、目的地に着く前から旅気分が最高潮に達します。
※人気列車のため、事前のネット予約(1ヶ月前から)が必須です!
バスの本数も意外と多い
由布院から別府へは、山越えのルートになりますが、ここは路線バスが便利です。特に「観光快速バス ゆふりん」などは観光客向けにダイヤが組まれており、由布岳の景色を眺めながらスムーズに別府へ移動できます。
湯けむりの街「別府」はバスで攻略
別府市内は「亀の井バス」が縦横無尽に走っています。「地獄めぐり」も定期観光バスを利用したり、フリーきっぷを使って路線バスで回ったりと、車なしでも全く問題ありません。たとえば湯煙沸き立つ鉄輪(かんなわ)では、蒸気で食材を蒸す「地獄蒸し料理」を体験したり、「ひょうたん温泉」で砂湯や瀧湯など別府の温泉を満喫したりできるのがポイントです。

お得に回るなら必須!フリーパス活用術
公共交通機関で回るなら、以下のパスを検討してみてください。
- ぐるっと九州きっぷ: JR九州全線の普通・快速列車の普通車自由席に、連続した3日間乗り放題という超お得なきっぷです。ほかにも、期間限定で発売される「乗り放題パス」が発売されることがありますのでJR九州の公式サイトは要チェックです。
- SUNQパス(サンキューパス):九州全域(または北部九州)の高速バス・路線バスが乗り放題になる最強のバスチケットです。電車よりもバス移動が多いプランなら、圧倒的に安くなります。
まとめ:旅のスタイルに合わせてベストな回り方を選ぼう
九州旅行の回り方に「正解」はありませんが、「自分たちが何を重視するか」で最適なルートは見えてきます。
- 「自由・絶景・秘境」を重視するなら、レンタカーで阿蘇・高千穂方面へ。
- 「安心・お酒・のんびり」を重視するなら、電車とバスで博多・由布院・別府へ。
九州は一度では回りきれないほど見どころが満載です。今回は「北半分」を中心に紹介しましたが、次回は鹿児島や指宿へ…というように、エリアを絞って計画するのも賢い回り方の一つです。
ぜひ、今回の記事を参考に、あなただけのベストな旅のプランを練ってみてくださいね。九州の美味しい食事と温かい温泉が、あなたを待っています!

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