今開催中の大阪・関西万博2025(以後「大阪万博」)ですが、予想以上に盛り上がりを見せていますが問題も多く発生しているようですね。
たとえば「アプリ予約」はそうですね。
チケットを購入後は、パビリオンの予約をはじめ、多くの場所でアプリからあらかじめ予約することを要求されてしまいます。
もちろんそういったアプリからの予約に詳しい若い人であれば問題ないのですが、お年を召した方やスマホを持っていない方にとっては、この「なんでもアプリで予約」問題は悩ましいですよね。
そこで今回は、このアプリでの予約ができない方にとってどうしたらいいかについてお話ししたいと思います。
もしスマホアプリでの予約がむずかしい方はぜひ参考にしてもらえればと思います。
そもそもなぜ大阪万博はアプリからの予約を増やしているの?
今回の大阪万博では「並ばない万博」をスローガンに掲げて運営しています。
実際ふたを開けてみると会場の入場時やパビリオンの入場時など、多くの場所で行列が発生していますね。
このような行列を作らないためにも「公式アプリからの予約」を用意して、あらかじめ予約してからの来場を推奨しています。
ではどんな事柄についてアプリの予約をするようにしているのでしょうか?
大阪万博のアプリで予約する主なもの
大阪万博のアプリからは、多くの予約ができる仕組みになっています。たとえば次のようなものがあります。
- 主要駅からのシャトルバスの乗車
- 万博会場東ゲートからの入場
- 万博会場に車で来た場合の専用駐車場の利用
- 万博会場に自転車で来た場合の駐輪場の利用
- パビリオンなどの入場予約
主要駅からのシャトルバスの乗車
主要駅から出ているシャトルバスについては、ほとんどが予約制になっています。
予約しなくても乗れない便もありますが、予約優先なので満席の場合は乗れない場合があります。
とくに朝の便などは多くの方が利用されるので、予約しておいた方が無難といえます。
シャトルバスについては、こちらの記事にまとめていますのでご覧ください。
万博会場へ東ゲートからの入場
万博会場には、2つのゲートがあります。
一つは地下鉄夢洲駅と隣接している「東ゲート」、もう一つはシャトルバスが到着する「西ゲート」の2つがあります。
このうち混雑するのは地下鉄を利用して来場される方が利用する東ゲートの方です。
そのためこちらの東ゲートについては、混雑緩和のためアプリからの予約制をとっているのです。
アプリに来場日時を登録すれば、入場ゲートの予約ができるようになっています(最長は6か月前から)。
そして東ゲートの入場予約は先着順となっていますので、もし希望の時間枠が埋まってしまえばほかの時間枠で予約してから入場しないといけなくなります。
とくに朝イチから入場したい場合は、チケットを購入したのと同時に入場日の入場予約をしておくことをおススメします。
東ゲートからの入場予約が取れなかったときは、西ゲートからの入場になりますが、その場合はシャトルバスで会場に来てから入場する形になりますので注意してください。
万博会場に車で来た場合の専用駐車場の利用
大阪万博に車で来場するときは、会場周辺の専用駐車場に一旦車を止めてシャトルバスに乗り換えてから来場する形となります。
この場合の専用駐車場の利用も予約制となっています。
もちろん空いていれば当日予約なしで来ても止めることはできると思いますが、日時や会場から近い場所によっては駐車場が満車になることも予想されますので、予約はしておいた方がいいかと思います。
万博会場に自転車できた場合の駐輪場の利用
中には自転車で万博会場に行きたいという方もおられるかと思いますが、会場に隣接する駐輪場も予約制となっています。
自転車を駐輪場に止めるときは、あらかじめ駐輪場の利用を予約してから行かれるようにしてください。
パビリオンなどの入場予約
大阪万博のパビリオンは、「予約必要」のものと「予約不要」のものの2つがあります。
さらに、入場予約が必要なものは「先着順」と「抽選」とで分かれています。どちらにしても予約をしないことにはパビリオンには入れないという形になります。
そのため、お目当てのパビリオンが予約制となっている場合は、入場日の3か月前からアプリで予約可能になりますので、チケット買ったその日に予約することをおススメします。
(※公式HP上では「2か月前抽選」という言い方をしていますが、申し込みは来場日時予約をした日の3か月前から可能です。)
このほか予約・抽選の方法については公式HPで詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。

もしアプリからの予約がない時はどうすればいい?
このように大阪万博では来場時からずっと予約、予約という形がとられています。
なのでもし目的のパビリオンが予約制であることを知らなかった場合など、予約をしていない場合はどうすればいいのでしょうか?
基本的には次のようなことをすればいいかと思います。
- 「当日登録」を利用する
- 並んで入れるところは並ぶ
- 予約不要のパビリオンに行く
「当日登録」を利用する
当日登録とは、大阪万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」か会場内にある予約端末を使って利用日当日に予約をすることです。

大阪万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」を使えるときは、「当日登録」を使って予約してみます。
このとき空き枠があれば当日でも入場できる場合があります。ただし人気のパビリオンはなかなか空き枠が出にくいのでこまめにアプリを見ていく必要があります。
そしてもう一つは、会場内にある予約端末から予約をすることです。
おススメは東ゲート近くにある「パビリオン・イベント登録センター」です。

こちらには16台の予約端末が用意されており、アテンダントも常駐していますので、スマホを持っていない方やアプリからの予約方法が分からない方はこちらを利用するといいと思います。
ただしこちらは利用者が多いと並んで待つ必要がありますので、あまり並びたくない方は早めにコチラに来ることをおススメします。
並んで入れるところは並ぶ
そして並んで待つことが苦にならないという方はパビリオンで待つこともできます。ただし予約枠が空いてる時間だけになることは注意が必要です。
とくに人気のパビリオンでは長く待たされることもありますので、その場合は暑さ対策、熱中症対策など万全にしてから並ぶようにしてください。
予約不要のパビリオンに行く
それでもどこでもいいからとにかくパビリオンに入りたい人は、予約不要のパビリオンにいくことをおススメします。
予約がなくても入れるパビリオンはいっぱいあります。
気軽に入ったパビリオンが予想以上によかったなんてこともありますので、人気のパビリオンばかりに目を向けずにそういったパビリオンにも目を向けてくれたらと思います。
万博会場以外では「万博来場サポートデスク」を利用しよう!
最後に大阪市内の各所では「万博来場サポートデスク」という施設があります。
これは万博のチケットの購入方法やパビリオンの予約などの方法についてサポートしてくれるというものです。
たとえば大阪に遊びに来て急に万博に行きたくなった。でも万博のチケットは購入していない。こういったときどうすればいいの?という方にはこちらでサポートしてもらえます。
大阪市内の大きな駅の周りに設置されているので、自分がいる場所に近いところを選んでいくとよいでしょう。
ただし混雑している場合は、時間がかかることもありますので注意してください。
施設の場所など詳しくはこちらの大阪市のHPでご確認ください。

まとめ
大阪万博ではいろんなものが「予約制」になっていますので、大阪万博を楽しみたい時はこの予約をうまくできるかがカギとなります。
とくにスマホを持っていない人やスマホの操作が苦手という人にとってはかなりハードルが高い感じです。
しかしパビリオンには予約なしでも入れるところが多いですし、無料のイベントも会場内のいろんなところでやっていますのでそれなりに楽しめます。
でも予約をすれば時間を無駄にせずに効率よく回れるなどのメリットもありますので、頑張って予約してみる価値はあるかと思います
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