現在開催中の「大阪・関西万博2025」(以下「大阪万博」)は、夏休みに入ったこともあって各地からたくさんの方が訪れています。
そんな大阪万博に電車で行こうとする場合、大阪メトロに乗って中央線の「夢洲駅」で降りるのが正しい行き方です。
ですが間違って違う駅に行ってしまった!というSNSでのコメントがいくつか見られました。
その駅というのは「万博記念公園駅」。駅名にも万博って入ってますしまさに間違えてもおかしくない駅名ですね。
ですがこの駅に間違って行ってしまった場合は、大阪の北のエリアに位置するので、現在の万博会場である「夢洲駅」まで行くのはいったん戻ることになりますので結果1時間近くかかります。
でもせっかく訪れたのだからいいところなのでぜひ見て行ってほしいということで、地元民としての立場からおススメさせていただきます。
そこで今回は「万博記念公園駅」について行き方や見どころなどをご紹介したいと思います。大阪万博のついでに訪れても十分楽しめる場所なのでぜひ参考にしてほしいと思います。
「万博記念公園駅」とはどういう駅なの?
万博記念公園駅(ばんぱくきねんこうえんえき)は、大阪府北部の吹田市にある大阪モノレールの駅名で、本線と彩都線が乗り入れる主要な交通拠点駅となっています。
その名の通り、すぐ近くには「太陽の塔」で有名な「万博記念公園」があり、ほかにも「ららポーとEXPOCITY」「パナソニックスタジアム吹田(ガンバ大阪の本拠地)」などの娯楽・商業施設が近くにあります。
こちらへのアクセスとしては、たとえば梅田からですと阪急千里線「山田駅」から大阪モノレールに乗り換えて1駅、地下鉄御堂筋線「千里中央駅」で大阪モノレールに乗り換えて2駅となっています。
万博記念公園には何があるの?
万博記念公園駅から徒歩で5~6分ほどにあるのが「万博記念公園」です。
こちらの万博記念公園の入園料(自然文化園・日本庭園共通)は、2025年現在「大人260円」「中学生80円」となっております。このほかに各種施設に入館する場合や、園内の遊具(夢の池サイクルボートなど)を利用する場合には別途利用料金が発生します。
詳しい施設の利用料金はこちらをご覧ください。
万博記念公園で見ておきたいおススメスポットは?
ではその万博記念公園には一体何があるのでしょうか?
万博記念公園は、1970年に開催された「日本万国博覧会(EXPO’70)」の跡地に作られた公園で、シンボル的な存在の「太陽の塔」のほか日本庭園や自然文化園や国立民族学博物館などいろんな施設があります。
公園内は整備されて、季節によってさまざまな景色を楽しむことができます。とくに春は桜の名所として有名で多くの花見客が訪れます。また公園内には散歩道や池にはボートもあり、市民の憩いの場としても親しまれています。
見どころその1:太陽の塔
ここでの見どころはやはり「太陽の塔」ですね。これなくして70年の万国博覧会は語れません。
太陽の塔は、芸術家岡本太郎がデザインした塔で、高さは約70m。日本万国博覧会のテーマ館のシンボル施設として建設されました。
その芸術性の高さから世界的に有名な塔として知られており、2020年8月には国登録有形文化財にもなりました。
そしてこの太陽の塔ですが、なんと塔の内部に入ることもできます!
長年塔の内部は非公開でしたが、塔の耐震補強工事や内部の修復工事が行われて、2018年3月からは一般公開されるようになりました。
塔の内部も過去から未来を表現しているアート空間となっており、太陽の塔をくまなく見ることができます。
尚、太陽の塔の内部見学は事前予約制となっていますので、詳しくはこちらのHPでご確認ください。

見どころその2:EXPO’70 パビリオン
「EXPO’70 パビリオン」は、1970年にこの地で開催された日本万国博覧会の貴重な資料が見られる施設となっています。
当時の国民の2人に1人が訪れたというほどスゴイ人気だった博覧会の様子を写真や展示物などでうかがい知ることができます。
見どころは、直径10.6mもある太陽の塔の初代「黄金の顔」です。このほか「スペースシアター」にはショーを行なっていた空間がそのまま保存されており、当時のパビリオンの様子が分かるようになっています。

そしてこの万博公園はイベントの聖地としても知られており、太陽の塔の北側にある「お祭り広場」では、週末になると多くの有料・無料のイベントが行われています。
このように今やっている大阪万博には劣りますが、人も少なくて、ゆっくり楽しめる場所もたくさんありますので大阪万博に行ったついでにこちらによってみることもおススメします。
万博記念公園を訪れたときについでに行っておきたいおススメスポット3選

万博記念公園駅には万博記念公園だけでなくいろんな人が来ても楽しめる施設がたくさんあります。
買い物・グルメ・アミューズメントなど充実していますので一日遊んでも飽きないと思います。
おススメスポットその1:EXPOCITY
EXPOCITY(エキスポシティ)は、大阪府吹田市の万博記念公園内にある、日本最大級の大型複合施設で2015年に開業しました。元々あった遊園地「エキスポランド」の跡地に造られました。
約305店舗が集まる「ららぽーとEXPOCITY」には、ファッション・生活雑貨・家電・書店などのショップも多数あり、子どもから大人まで幅広く楽しめます。
また「遊ぶ、学ぶ、出会う」をテーマに、ショッピングだけでなく体験型ミュージアム、映画館、アトラクションなど多種多様な施設があります。
なかでも「生きているミュージアム」として動物と直接触れることができる動物園「ニフレル」や、日本一高い観覧車で大阪の街を一望できる「OSAKA WHEEL」なども人気です。
万博公園駅からすぐにアクセスでき、中国自動車道も近いことから、吹田市民だけでなく関西各地から観光・レジャースポットとして多くの人が訪れています。
おススメスポットその2:源気温泉 万博おゆば
源気温泉 「万博おゆば」は、万博記念公園外周道路の西側にある天然温泉です。
露天風呂・サウナ・ロウリュ・岩盤浴など様々な温浴設備があり、なかでも庭園さながらの露店風呂は自然の風を心地よく感じながら入浴できます。
料金は、2025年8月現在で、通常入浴は大人(中学生以上):平日 900円/土日祝等 1,000円となっており、とてもリーズナブル。大阪万博で歩き回った体を癒すにはとても良い温泉だといえます。
まとめ
大阪モノレール「万博記念公園駅」の周辺には、魅力的なスポットがたくさんあります。
万博記念公園では、太陽の塔を見学したり、自然の景色を楽しむことができます。エキスポシティでは、日本最大級の大型複合施設でショッピングやグルメ、映画などを楽しむことができます。
NIFREL(生きているミュージアム)では、動物たちに触れて楽しむことができて、日本一の高さを誇るOSAKA WHEEL(オオサカホイール)で大阪の景色を一望し、遊んで疲れた体は天然温泉の源気温泉 「万博おゆば」に入ってしっかり疲れをとって癒されてください。
このように万博記念公園周辺には、夢洲の大阪万博にも負けない楽しさがありますので、大阪万博に来たときはついでに吹田の「万博記念公園」にもぜひ立ち寄ってくださいね。
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