「大阪から九州へ旅行に行きたい!……でも、交通費が高すぎる」
そんな悩みを抱えていませんか?
新幹線を使えば、新大阪から博多まで往復で約3万円。 飛行機(LCC)は安いチケットもありますが、荷物の重量制限があったり、関西空港までの移動時間が長かったりと、意外とストレスがかかるものです。
そこで今、旅慣れた人たちの間で再注目されているのが「フェリー旅」です。
「フェリーって時間がかかるし、雑魚寝で疲れるんじゃないの?」 そう思っているなら、それは大きな誤解です!
実は、関西⇔九州航路は、日本のフェリーの中でも特に競争が激しい「激戦区」。そのため、驚くほど安い運賃で、まるでホテルのような快適さを提供している船が多いのです。
しかも、フェリーなら「移動費」と「宿泊費」を兼ねることができるため、トータルの旅費を劇的に抑えることができます。
この記事では、大阪・関西から九州へ向かうフェリーを徹底比較し、とにかく安く、かつ快適に移動するための裏技を余すところなく紹介します。
これから九州旅行や帰省を考えている方は、ぜひこの【保存版】記事を参考に、賢くお得な船旅を計画してみてください。
大阪から九州へのフェリー旅は安いだけじゃない!そのメリット4つ

大阪から九州への旅を計画するうえで、やはりフェリー移動という選択肢は外せません。
それは単に「安いから」というだけではないメリットがあるからです。主に上げられる大阪から九州へのフェリー旅のメリットは次の通りです。
- 「移動代」と「宿泊代」の両方を一度にまかなうことができる
- 風呂やレストランなどホテルのような快適性を味わうことができる
- 瀬戸内航路ならではのメリットがある(比較的揺れが少ない・瀬戸内の夕景やダイナミックな大橋の通過などが楽しめる)
- 安い部屋から個室まで予算に応じて様々な船旅を楽しめることができる
このようにフェリーでの旅は、新幹線や飛行機、高速バスとは違ったさまざまな楽しみ方ができるのが最大の特徴です。一度フェリーでの旅を味わってしまうと、次からフェリーでないと九州には行けないと感じてしまうこと間違いなしです。
では次に気になる大阪から九州に発着しているフェリーについて詳しく見ていきましょう。
大阪・関西発の九州行きフェリー主要3社を比較
まず押さえておきたいのが、大阪(関西)と九州を結ぶ主要なフェリー会社です。 「大阪 九州 フェリー 安い」で検索すると必ず出てくるのが、以下の3社(「名門大洋フェリー」「フェリーさんふらわあ」「阪九フェリー」)です。
それぞれ発着地や特徴が異なりますので、自分の目的地に合わせて選ぶのが節約の第一歩です。
1. 名門大洋フェリー(大阪南港 ⇔ 北九州・新門司)

大阪市内からのアクセスが抜群に良いのがこの「名門大洋フェリー」。 大阪メトロ「フェリーターミナル駅」から直結しており、仕事帰りやUSJなどの観光後にも乗りやすいのが特徴です。
- 発着地: 大阪南港 ⇔ 新門司港(福岡県)
- 便数: 1日2便(17時発の第1便と、19時50分発の第2便)
- 特徴: 便数が多いためスケジュールを組みやすい。
- 「シティライン」の愛称で親しまれ、Web割引のプランが充実している。
- 早朝に九州に着くため、朝イチから活動したい人に最適。
2. フェリーさんふらわあ(大阪南港 ⇔ 別府/志布志)

温泉県・大分や、南九州(鹿児島)へ直行したいなら「さんふらわあ」一択です。 特に別府航路は、新しい船(くれない/むらさき)が就航しており、船内は非常に豪華。インスタ映えする内装が女性客やファミリーにも人気です。
- 発着地: 大阪南港 ⇔ 別府港(大分県)/志布志港(鹿児島県)(※神戸⇔大分便もあります)
- 特徴: * 九州の観光地(別府温泉など)に直接アクセスできる。
- 船が新しく、パブリックスペースが広くて綺麗。
- 「弾丸フェリー」(現地0泊、船中2泊の往復プラン)という激安プランが有名。
3. 阪九フェリー(泉大津・神戸 ⇔ 北九州・新門司)

「動くホテル」と称されるほど、居住性と食事の美味しさに定評があるのが「阪九フェリー」です。 発着地が大阪市内(南港)ではなく、少し南の「泉大津」や「神戸(六甲アイランド)」になりますが、その分、船内設備に対するコストパフォーマンスは最強クラスです。
- 発着地: 泉大津港(大阪府)/神戸港(兵庫県) ⇔ 新門司港(福岡県)
- 特徴: * なんば・梅田から泉大津港への連絡バスが出ているので、実はアクセスも悪くない。
- 露天風呂付きの大浴場がある船もある。
- 船内レストランのレベルが高く、しかも価格が良心的。
フェリー運賃をとにかく「安く」する5つの裏技

ここからが本題です。 ただ漫然と予約するだけでは、フェリーの恩恵を最大限に受けることはできません。 以下の5つのポイントを押さえるだけで、運賃は数千円単位で変わってきます。
1. インターネット予約割引(Web割)は必須
これが最も簡単かつ効果の大きい節約術です。 どのフェリー会社も、電話予約ではなく公式サイトからのWeb予約を推奨しており、Web予約にするだけで基本運賃から20%〜30%割引になります。
- 名門大洋フェリー: Web予約で最大30%OFF(便や時期による)
- 阪九フェリー: インターネット予約で20%OFF
- さんふらわあ: Web割引や、Web限定のプランが多数
当日窓口でチケットを買うのは、最も損をする買い方です。必ずスマホかPCから予約しましょう。
2. 繁忙期(期間A・B・C)を避けて日程を組む
フェリーの運賃は、時期によって大きく変動します。 多くの会社がカレンダーを「期間A(通常期)」「期間B(週末・準繁忙期)」「期間C・D(年末年始・GW・お盆などの最繁忙期)」のように色分けしています。
- 一番安い日(期間A): 平日(月〜木など)
- 高い日(期間B以上): 金曜・土曜・祝前日
例えば、同じ等級の部屋でも、木曜日に乗るのと金曜日に乗るのとでは、1,000円〜3,000円ほど差が出ることがあります。 「有給休暇を金曜ではなく月曜に取る」「日曜の夜に出発する」など、1日ずらすだけで往復数千円の節約になります。
3. 「早割」や「往復割引」を活用する
予定が早く決まっているなら、「早期予約」が圧倒的にお得です。 例えば、乗船の2ヶ月前や14日前までに予約・決済を完了させることで、通常のWeb割引よりもさらに高い割引率が適用されるプランがあります。
また、往復で同じフェリー会社を利用する場合、復路(帰りの便)が割引になる「往復割引」もあります。ただし、最近はWeb割引(片道ずつ適用)の方が割引率が高いケースも多いので、比較が必要です。
4. セットプランの活用(弾丸フェリーなど)
観光目的で、現地での宿泊を必要としない場合(あるいは1泊程度の場合)、各社が出している「セットプラン」が最強の安さを誇ります。
特に有名なのが、フェリーさんふらわあの「弾丸フェリー」です。
- 内容: 大阪発→翌朝九州着→(現地観光)→その日の夜九州発→翌朝大阪着
- 価格: 往復10,000円〜(時期による)
往復で1万円(片道実質5,000円)で移動と宿泊(船中泊)ができる計算になり、これは高速バスやLCCをも凌駕する安さです。
5. ポイント・会員制度に登録する
もし年に1回以上利用する可能性があるなら、各社の会員制度(無料)に登録しておきましょう。 乗船ごとにポイントが貯まり、次回の支払いに充当できたり、船内での食事券に交換できたりします。会員限定のセール情報がメールで届くのもメリットです。
最安値でも「快適」に過ごすためのフェリー旅での座席選びのコツ

「安い=雑魚寝(大広間)」というイメージをお持ちではありませんか? 確かに最安値チケット(2等室/エコノミー)は、大広間にマットを敷いて寝るスタイルです。
しかし、私が強くおすすめしたいのは、「最安値プラン + 数百円〜千円」の追加投資です。
狙い目は「カプセル寝台(ツーリスト/ベッド)」
多くのフェリーには、大広間(2等)の一つ上のランクとして、カプセルホテルタイプの1人個室(ツーリスト、スタンダードシングルなど名称は様々)が用意されています。
- 2等(雑魚寝)との差額: 片道 1,000円〜2,000円程度
- 得られるメリット:
- 自分だけのプライベート空間(カーテンやブラインドで仕切れる)。
- コンセントが自分専用にある(スマホ充電に必須!)。
- 読書灯があり、周りを気にせず過ごせる。
- 荷物を置くスペースが確保されている。
大広間の場合、隣の人のいびきが気になったり、コンセントの争奪戦になったり、着替えに気を使ったりと、どうしても疲れが溜まりがちです。 せっかくの旅行で翌日に疲れを残さないためにも、「Web割引で浮いたお金を使って、カプセル寝台にアップグレードする」のが、最もコスパの良い=賢いフェリーの使い方です。
フェリー旅をさらに安く楽しむための持ち込みテクニック

チケット代以外にかかる「船内での出費」を抑えることも、トータルコストを下げる重要なポイントです。
1. 食事は乗船前に購入して持ち込む
最近のフェリーのバイキングは非常にクオリティが高く、一度は食べてみる価値がありますが、夕食バイキングは大人1,600円〜2,000円程度かかります。 安さを最優先するなら、乗船前にスーパーやコンビニで夕食・朝食・お酒・おつまみを買って持ち込むのが鉄則です。
船内には以下の設備が整っていることがほとんどです。
- 給湯室: カップラーメン用のお湯が無料。
- 電子レンジ: お弁当を温められる。
- パブリックスペース: 持ち込んだ食事を食べるためのテーブルと椅子(海を見ながら食事できます!)。
ただし、大阪南港などのターミナル周辺にはコンビニが少ない、または非常に混雑する場合があるため、自宅近くや乗り換えの主要駅(梅田・なんば・天王寺など)で購入しておくことをおすすめします。
2. アメニティは持参して「セット購入」を回避
個室(デラックス以上)以外では、基本的にタオルや歯ブラシなどのアメニティは付いていません。船内の売店や自販機でも買えますが、割高です。
以下の「お泊まりセット」を必ず持参しましょう。
- フェイスタオル・バスタオル(大浴場用)
- 歯ブラシセット
- 寝間着(ジャージやスウェットなど、楽な服装)
- サンダル(船内移動用。クロックスなどが便利)
- 酔い止め薬(念のため)
- 延長コード・モバイルバッテリー(コンセントが遠い場合に備えて)
大阪市内・九州各地へのアクセスを含めたトータルコスト

最後に注意したいのが、港までの交通費です。 「フェリー代は安かったけど、港までの電車賃が高かった」となっては意味がありません。
無料送迎バスを活用しよう
多くのフェリー会社が、最寄りの主要駅から港までの無料、または格安の連絡バスを運行しています。
- 名門大洋フェリー:
- 大阪側:フェリーターミナル駅から徒歩(バス不要)
- 九州側:新門司港から小倉駅・門司駅まで無料送迎バスあり
- 阪九フェリー:
- 大阪側:泉大津駅から無料送迎バス/神戸・六甲ライナー駅からバス
- 九州側:新門司港から小倉駅・門司駅まで無料送迎バスあり
- さんふらわあ:
- 大阪側:トレードセンター前駅から徒歩(バス不要)
- 九州側:志布志港から鹿児島市内へ高速シャトルバス(有料だがフェリー利用者は無料キャンペーンがあることも)
特に、新門司港(名門大洋・阪九)から小倉駅までの無料送迎バスは非常に便利です。これを使えば、福岡の都市部までの移動費を浮かせることができます。
トータルコストの試算例(平日・大人1名)
- 大阪市内 → 港: 約300円(メトロ)
- フェリー運賃(Web割・2等): 約5,000円〜6,000円
- 港 → 小倉駅: 0円(無料送迎バス)
- 合計: 約5,300円〜6,300円
いかがでしょうか?新幹線(約15,000円)の半額以下、しかも1泊分の宿泊費込み。これがいかに破格かお分かりいただけると思います。
今回は一人での利用を想定したものですが、これが家族連れやマイカーでの旅などでもフェリー旅だと安くできてしまうのです。まさに九州旅行に行くなら「フェリー旅」一択でしょう。
まとめ:大阪⇔九州の移動はフェリーが「コスパ最強」
大阪から九州への移動において、フェリーは単なる「安い移動手段」ではありません。 それは、お風呂に入って、足を伸ばして眠り、翌朝目覚めたら目的地に到着しているという、時間と体力を有効に使える賢い選択肢です。
今回のポイントの復習:
- 予約は必ず「Web予約」で2〜3割安くする。
- 金・土を避けた「平日移動」で最安値を狙う。
- 数百円プラスして「カプセル寝台」を選び、快適さを確保する。
- 食事とアメニティは「持ち込み」で節約する。
- 港からの「無料送迎バス」を使い倒す。
浮いたお金で、九州での美味しいグルメを楽しんだり、観光をグレードアップさせたりすることができます。 ぜひ次の旅行は、安くて快適なフェリーの旅を選んでみてはいかがでしょうか?
人気の個室やWeb割引枠は早い者勝ちです。旅行の日程が決まったら、まずは各社の公式サイトで空席状況をチェックすることから始めましょう!

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