70代で楽しむ台湾旅行!失敗しないための注意点とおすすめスポット厳選

台湾へ行ってみたいけれど、70代の自分(または両親)には体力的に無理かもしれない…

もし今、あなたがそのような不安を感じて旅行を躊躇しているのなら、それはとてももったいないことです。

長時間のフライトや、慣れない海外での移動、食事の衛生面など、年齢を重ねるごとに海外旅行へのハードルが高く感じるのは当然のこと。しかし、台湾は私たち70代が「無理なく」「安全に」「心から」楽しめる要素が詰まった、まさに大人のための旅行先なのです。

なぜなら、台湾は日本から飛行機でわずか3〜4時間。時差もたったの1時間です。さらに、親日家が多く、街中には漢字が溢れているため、言葉がわからなくても筆談で通じ合える安心感があります。

この記事では、ご自身で計画を立てるアクティブなシニア世代、そして「親御さんを台湾に連れて行ってあげたい」と考えているご家族に向けて、以下の2点を中心に徹底解説します。

  1. 「失敗しない」ために、事前に知っておくべき健康・移動・食事の注意点
  2. 「無理なく楽しめる」70代の体力を考慮した厳選スポット

一般的なガイドブックには載っていない、シニア目線での「疲れず楽しむための具体的なノウハウ」を詰め込みました。この記事を読み終える頃には、不安が期待へと変わり、具体的な旅の計画を立てたくなるはずです。さあ、安全で快適な台湾旅行の準備を始めましょう。

目次

1. なぜ70代の旅行に「台湾」が最適なのか?

まず、具体的なノウハウに入る前に、なぜ他の国ではなく「台湾」が70代におすすめなのか、その理由を改めて整理しておきましょう。ここを理解しておくと、旅の計画がよりスムーズになります。

1-1. 体への負担が最小限の適度な「距離感」

ヨーロッパやアメリカへの旅行は、10時間以上のフライトに加え、激しい時差ボケに悩まされます。

70代にとって、到着後の数日間を体調調整に費やすのは辛いもの。一方、台湾は東京から約3時間半〜4時間、大阪や福岡からはさらに短時間で到着します。機内で映画を1〜2本観て、食事をしていればあっという間です。

時差もマイナス1時間なので、体内時計を狂わせることなく、到着初日から元気に活動できます。

1-2. 言葉と文化の「安心感」

海外旅行で一番のストレスは「言葉が通じないこと」ではないでしょうか。台湾はかつて日本が統治していた歴史もあり、高齢の方の中には日本語を話せる方もいます。

また、若い世代も日本文化に親しみを持っているため、非常に親切です。何より、街中の看板はすべて「漢字(繁体字)」です。意味がなんとなく理解できるため、英語圏のような「何が書いてあるか全くわからない」という恐怖心がありません。

1-3. 懐かしさを感じる「街の雰囲気」

台湾の街並みや文化には、どこか昭和の日本を思わせる懐かしさがあります。

路地裏の風景、人々の温かいお節介、家族を大切にする価値観。初めて訪れるのに、なぜか「帰ってきた」ような気持ちになれる。この情緒的な安らぎこそが、70代の旅行者を惹きつけてやまない理由です。

2. 【準備編】出発前に確認すべき4つの注意点

楽しい旅行にするためには、出発前の準備が8割を決めると言っても過言ではありません。特に70代の旅行では、「何かあったときの備え」を万全にすることで、精神的な余裕が生まれます。

2-1. 健康・保険:備えあれば憂いなし

海外旅行保険は「治療費」重視で選ぶ

クレジットカード付帯の保険があるから大丈夫」と考えていませんか?

実はカード付帯保険では、現地での治療費補償額が不十分なケースがあります。高齢の場合、万が一の転倒や急な発熱で入院することになると高額な医療費がかかることも。

70代の方は、必ず「治療・救援費用」の補償額が無制限、または十分な額(1,000万円以上推奨)に設定された海外旅行保険に別途加入しましょう。「キャッシュレス診療(現地で現金を払わず治療が受けられる)」に対応している保険会社を選ぶのが鉄則です。

常備薬と「お薬手帳」の準備

普段飲んでいる薬は、旅行日数分より少し多め(+3日分程度)に持ちましょう。フライトの遅延などで帰国が遅れる可能性もゼロではありません。

また、重要なお薬に関しては、英語または中国語で書かれた説明書き(薬剤証明書)があると安心ですが、最低でも日本の「お薬手帳」を持参し、スマホで薬のパッケージ写真を撮っておくようにしてください。現地の医師に見せる際に役立ちます。

2-2. 移動・体力:疲れを残さない工夫

スケジュールは「詰め込みすぎない」が正解

若い頃のような弾丸ツアーは禁物です

台湾は湿気が多く、夏場は特に体力を消耗します。 「午前中に1カ所観光し、ランチを食べたら一度ホテルに戻って1〜2時間休憩(お昼寝)する。そして夕方からまた少し出かける」 これくらいのゆとりあるスケジュールが、70代には最適です。

「せっかく来たのだから」と予定を詰め込むと、疲れで体調を崩し、後半の日程が台無しになってしまう「失敗」につながります。

ホテル選びは「立地」と「バスタブ」にこだわる

ホテル代を節約して駅から遠い場所を選ぶのは避けましょう。

MRT(地下鉄)の駅から徒歩5分以内、またはタクシーが常に待機している有名ホテルを選んでください。 また、台湾のホテルはシャワーのみの部屋も多いですが、70代の方には「バスタブ(浴槽)付き」の部屋を強くおすすめします。

観光で歩き回ったあとに湯船に浸かれるかどうかで、翌日の疲れの取れ方が全く違います。予約時に「Bathtub, please」とリクエストを入れておきましょう。

2-3. 通信:迷子にならないための準備

スマホがつながる環境を確保する

地図を見る」「翻訳アプリを使う」「家族と連絡を取る」。これらをいつでも行えるよう、常時インターネットにつながる環境は必須です。

SIMカードの差し替えなどの細かい設定が苦手な方は、「海外用レンタルWi-Fiルーター」を日本の空港で借りていくのが一番簡単で確実です。スイッチを入れるだけで使えます。

便利なアプリを入れておく

スマホの中に入れておくと現地で役立つアプリはたくさんあります。中でも次のようなアプリは基本的なものですので、事前に入れておくことをおススメします。

  • Google マップ: 現在地と行き先の確認に。
  • Google 翻訳 / Google レンズ: カメラをかざすだけでメニューや看板の文字を日本語に翻訳してくれます。
  • Uber(ウーバー): タクシー配車アプリ。行き先をアプリで指定できるため、運転手と言葉を交わす必要がなく、支払いもカード決済でトラブルがありません。

2-4. 持ち物:現地で困らないための必須アイテム

台湾に限らず見知らぬ土地での旅行というのは不安がつきものです。そうならないように普段身に着けているものや使い慣れているものを旅行先に持っていくことが大切です。

  • 履き慣れた靴: 新品の靴は絶対にNGです。石畳や段差もあるため、底が厚く滑りにくい、履き慣れたスニーカーで行きましょう。
  • 羽織もの(カーディガン等): 台湾は外が暑くても、室内や電車内は冷房が「極寒」並みに効いています。薄手の長袖は必須です。
  • 晴雨兼用折りたたみ傘: 台湾は突然の雨(スコール)が多い地域です。日差しも強いため、日傘としても使えるものが重宝します。
  • ウェットティッシュ: 日本のようにどこでもおしぼりが出てくるわけではありません。除菌タイプを持ち歩きましょう。
  • 地図・ガイドマップ:スマホの地図アプリはよくわからないという人は紙の地図があった方がいいでしょう。
  • 悠遊カード(ヨウヨウカード / EasyCard):「台湾版のSuica」です。これ1枚で電車・バス・買い物がスムーズになります。

3. 【実践編】台湾現地で気をつけるべきこと

いよいよ台湾に到着。現地で楽しく過ごすために、日常生活のちょっとした「台湾ルール」と「注意点」を押さえておきましょう。

3-1. 交通ルール:現地の交通ルールはしっかり守って

車は右側通行に注意

台湾の場合、車は「右側通行」です。日本とは違うので注意が必要です。

とくに交差点で横断歩道を通行するときは、信号を確認し、さらに車が横から来てないかなども確認してから渡るようにしましょう。

バイクの通行量はかなり多い

日本との大きな違いは「原付バイク」の交通量です。

日本ではまず見かけることがないほどのバイクの多さにびっくりされると思います。なのでバイクは平気で飛ばしてきますのでぶつからないように注意しないといけません。

とくに台湾は狭い道も多く、その中をバイクがスピードを出して通行することも多いため、道を歩くときもつねにバイクには注意してください。

3-2. 食事:胃に優しく美味しいものを楽しむ

「生もの」と「水」には要注意

台湾の食事は美味しいですが、水あたりには注意が必要です。水道水は飲めません

うがいや歯磨きも、心配な方はペットボトルのミネラルウォーター(コンビニで「水」と書いてあるもの)を使いましょう。 また、屋台やローカル食堂では、カットフルーツや生野菜サラダ、氷の入った飲み物は避け、「火が通った熱々の料理」を選ぶのがよいでしょう。

注文は「筆談」か「指差し」でOK

メニューを見て注文する際、無理に中国語を話そうとしなくても大丈夫です。メニューを指差して「これ(This one)」と言えば通じます。 また、台湾の料理は一皿の量が多いことがあります。

「小(シャオ)」サイズがある場合は小を選び、色々な種類を少しずつ楽しむのがおすすめです。もし味が薄いと感じたら、テーブルにある調味料で調整しましょう。逆に脂っこいと感じたら、温かいお茶(ウーロン茶など)を一緒に飲むと胃もたれを防げます。

3-3. 公共施設:日本とは文化や習慣で違うところも多い

MRTでは飲食禁止

台湾の地下鉄に「MRT」というのがあります。これは台北市内の有名な観光地を行き来できる交通手段としてよく利用されています。

しかし、日本の電車と違ってMRTの駅構内や車内での「飲食」は法律で禁止されております。違反すれば罰金対象でガムや飴、ペットボトルの水を飲むのもNGですので、十分注意してください。

トイレでは紙を流せるか確認を

シニア世代にとって切実なのがトイレ問題です。台湾の公衆トイレは日本ほど多くありません

おすすめは、「デパート」「高級ホテル」「MRTの駅」「博物館・美術館」のトイレです。これらは比較的清潔で、トイレットペーパーも備え付けられています。 街歩きの際は、コンビニ(トイレがない店も多い)ではなく、近くのデパートや駅を目指してください。

近年、台湾でもトイレットペーパーを流せるトイレが増えてきましたが、古い建物や一部の場所ではまだ「紙はゴミ箱へ」というルールが残っています。個室内の壁に「紙を流さないで」というステッカーや、大きなゴミ箱がある場合は、使用済みの紙はゴミ箱に捨ててください。詰まりの原因になります。

3-4. 公共マナー:知っておくことで快適な旅行ができます

コンビニやスーパーでは基本レジ袋は提供されない

台湾のスーパーやコンビニで買い物をするときに注意しないといけないのは「レジ袋」は基本提供されません

日本にいるときはスーパーやコンビニで買い物をするときと違って、店側に袋が用意されてない場合もあります。だから台湾で買い物をするときは常に買い物用の袋を用意しておくようにしましょう

街中で出たごみは基本持ち帰る

旅行のときで出たごみはどこに捨てればいいのでしょうか?

しかし台北市内などの大きな都市に限らず、台湾ではあまりゴミ箱がありません。つまり持ち帰ってから自分で捨てるということが基本的なマナーとなります。

コンビニに用意してあるゴミ箱は、原則的に「その店で買ったものゴミ」だけ店内の分別ゴミ箱に捨てられます(持ち込みゴミはマナー違反です。)

また夜市などで食べた後のごみは、買ったお店に持っていけばごみを引き取ってもらえるか、夜市で用意したごみ箱に捨てるようにします。

そのため自分でゴミ用の袋を用意しておいて、ホテルに帰ってから捨てるというのが一番の方法となります。

70代での台湾旅行で知っておくべき交通事情とは

タクシーを最大限活用しよう

日本のタクシーに比べて、台湾のタクシーは非常に安価です(初乗り数百円程度)。70代の旅行では、無理に地下鉄やバスを使わず、「ドア・ツー・ドア」で移動できるタクシーをメインの移動手段にすることをおすすめします。

流しのタクシーも多いですが、黄色い車体で車体が綺麗なものを選びましょう。行き先は、ガイドブックやスマホの画面(住所が書かれた漢字部分)を運転手に見せるのが一番確実です。

MRT(地下鉄)に乗るなら「博愛座」

地下鉄を利用する場合は、濃い青色の座席「博愛座(優先席)」を利用しましょう。

台湾では優先席を譲る文化が日本以上に徹底されています。もし空いていれば座っても大丈夫ですし、若い方がサッと譲ってくれることも多いです。その時は笑顔で「シェシェ(ありがとう)」と伝えましょう。

台湾旅行の必需品「悠遊カード(ヨウヨウカード)」とは?

台湾の交通系ICカードに「悠遊カード(ヨウヨウカード / EasyCard)」というものがあります。

これは一言で言うと 「台湾版のSuica」です。

70代の旅行において、切符売り場の細かい路線図を見上げたり、小銭を探して財布をごそごそするのは大きなストレスになります。このカードがあれば、改札に「ピッ」とかざすだけで通過できるため、移動の疲れが劇的に減ります。

🔰 3つのメリット

  1. 切符を買わなくていい
    • 事前にチャージしておけば毎回券売機に並ぶ必要がありません。
  2. 小銭の計算が不要
    • MRT(地下鉄)だけでなく、コンビニやタクシー、スーパーなどでも支払いができます。慣れない台湾元の硬貨を数える必要がなくなります。
  3. バス利用時は特に便利
    • 台湾のバスは「お釣りが出ない」ことが多いです。カードならピッとかざすだけで正確な運賃が引かれるので安心です。

🛒 どこで買える?

悠遊カードのシールがあるところでは取り扱いされています。主なところでは次のようなところです。

  • MRT(地下鉄)各駅の窓口
  • 空港のカウンター
  • コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマートなど)

💰 費用とチャージ

  • カード代: 100元(約500円程度)。※この100元は戻ってきません。
  • チャージ(入金): 買ったその場で、窓口や店員さんにチャージをお願いできます。「500元(約2,500円)」ほど入れておけば、3泊4日の市内観光なら十分足りることが多いです。

👴 シニア旅へのアドバイス

「記念に持ち帰る」のも良いですが、帰国時に空港のカウンターで返却すれば、中の残金(チャージした分)は手数料を引いて払い戻してもらえます。

4. 厳選!70代におすすめの「超基本」台湾スポット3選

「ガイドブックにはたくさんの観光地が載っているけれど、どこに行けばいいかわからない」。そんな方のために、70代でも体力を消耗せず、台湾の歴史や食を存分に楽しめるスポットを3つ厳選しました。

4-1. 【歴史と美】故宮博物院(こきゅうはくぶついん)

世界四大博物館の一つと言われる、中国美術の殿堂です。

おすすめの理由

  • 完全屋内: 天候や気温に左右されず、空調の効いた快適な環境で鑑賞できます。
  • バリアフリー: エレベーターやエスカレーターが完備されており、車椅子の貸し出しもあります。
  • 休憩場所: 館内にカフェやベンチが多く、疲れたらすぐに休めます。

70代のためのアドバイス

楽しみ方のコツとしては、展示品の数は膨大なので、すべてを見ようとすると疲れてしまいます。有名な「翠玉白菜(白菜の彫刻)」や「肉形石(角煮の石)」など、メインの宝物だけを見て、あとはさらっと流すか、カフェでお茶を楽しむくらいの余裕を持つのが正解です。

4-2. 【食の安心】鼎泰豊(ディンタイフォン) 本店または支店

台湾に来たら絶対に外せない、小籠包の名店です

おすすめの理由

  • 絶対的な安心感: 味はもちろん、店内の清掃が行き届いており、トイレも清潔。サービススタッフは日本語が堪能で、きめ細やかな接客をしてくれます。
  • 胃に優しい: 小籠包以外にも、鶏のスープやチャーハンなど、日本人の口に合う優しい味付けの料理が豊富です。

70代のためのアドバイス

非常に人気で混雑するため、食事時を外した時間(11時台や16時台など)に行くか、日本から予約代行サービスを使って予約をしておくのがスムーズです。

本店(信義店)は風情がありますが、待ち時間が長いため、デパート内にある支店(南西店や101店など)の方が、待ち時間に椅子に座れたり、トイレに行きやすかったりと、シニアには楽かもしれません。

4-3. 【情緒たっぷり】九份(きゅうふん)

映画『千と千尋の神隠し』の世界観を思わせる、赤い提灯が幻想的な坂の町です。

おすすめの理由

台湾らしい情緒ある風景を楽しめる、最も人気のある観光地だからです。

70代のためのアドバイス

九份は「階段」と「坂道」が非常に多い場所です。また、夕方から夜にかけては観光客でごった返し、身動きが取れないほどの混雑になります。

70代の方が楽しむなら、「午前中の早い時間」に訪れることを強くおすすめします。

人が少なく、空気も澄んでいます。 無理に階段を上り下りして散策するのではなく、景色の良いお茶屋さん(「阿妹茶酒館」など)に入り、テラス席に座ってゆっくりとお茶とお菓子をいただきながら、眼下に広がる海と山の景色を眺める。そんな「座って楽しむ九份」こそが、大人の贅沢な過ごし方です。

5. まとめ:安全と安心で、旅はもっと楽しくなる

「70代からの台湾旅行」成功の秘訣は、「頑張りすぎないこと」と「安全をお金で買うこと」です。

安いバスより快適なタクシーを選び、無理な詰め込み日程よりホテルでのお昼寝を選ぶ。そして、衛生面で安心できるお店を選ぶ。この少しの工夫と割り切りが、旅の質を劇的に高めてくれます。

台湾の人々は、お年寄りをとても大切にします。街で困った顔をしていれば、きっと誰かが声をかけてくれるでしょう。そんな人の温かさに触れることこそが、台湾旅行の最大の醍醐味かもしれません。

不安をしっかりと準備で解消して、どうぞ素敵な台湾の旅に出かけてください。美味しいお茶と、温かい笑顔があなたを待っています。

※本記事の情報は執筆時点のものです。台湾の交通事情や店舗情報は変更になる場合があります。出発前には最新の情報をガイドブックや公的機関のサイトで必ずご確認ください。

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